失敗を減らすコツ

FXの取引をするときに大きな失敗を減らすコツの一つはエントリーする時点で、決済ポイントを明確にしておくことだと思います。相場が上がりそうだから、もしくは下がりそうだからとりあえずエントリーをしよう、というやり方では、その後の相場の変動に惑わされ、誤った判断で決済をしたり、決済するタイミングを逃して大きな損害を出す可能性が高くなります。エントリー前に決済ポイントを決めておくと、後はその通りの展開になるのかどうかに注目しておくだけなので、判断を誤りにくくなります。

税制改正でFXの税金事情はどう変わった?

FXで得た収入は確定申告の対象となります。
仕事で得た収入同様、FXで得た利益にも税金がかかるのです。

よって、FXで利益をあげたときには、忘れずに確定申告してくださいね。

さて…その税金についてですが、皆さんは、2012年にFXの税制改正が行われたのをご存知でしょうか?

知っての通り、FX取引には下記の2種類が存在します。
 ・取引所取引:FX業者が一般投資家から委託された取引を取引所に取次ぐ仕組
 ・店頭取引 :一般投資家とFX業者が取引所を介さず直に取引を行う仕組
なお、この2つの取引方法は、取引の流れこそ違いますが、通貨ペアの売買を行うという基本的な取引の仕組においては同じです。

ところが、この2つの取引方法には、2012年に至るまで、ある大きな違いがありました。
実は、同じFX取引であるにもかかわらず、「取引所取引」と「店頭取引」とでは税率が大きく異なっていたのです。

税制改正まで……
店頭取引で得た利益は「総合課税」の対象でした。

総合課税は、“複数の所得をひとつに総合してから税を課す”という課税方式。
日本の総合課税は所得が増えるほどに税率があがる“累進課税方式”のため、たくさん稼げば稼ぐほど税率もアップします。 
そのため、2012年に至るまでは、「店頭取引」での利益が増えるほどに税率も上がっていたということ。場合によっては50%近い金額が税金として取られてしまう状態にあったのです。

その一方で、「取引所取引」で得た利益に対する税率は(所得合計に一切関係なく)「一律20%」!

つまり、「店頭取引」と「取引所取引」との間には、税制に関する不均衡が生じていたわけです(店頭取引を選んだ場合は、稼ぎが大きくなるほど税率も大きくなるため、稼げば稼ぐほど“不利”になっていたということ)。

そこで行われたのが、2012年の税制改正。

この改正によって、店頭取引で得た利益にも、取引所取引と同様の「一律20%の税率」が適用されることになり、漸く税率を気にすることなく「店頭取引」か「取引所取引」かを自由に選べるようになったのです。

また、FXの税に関しては、上記での紹介した税の一本化のほかにも、知っておくと便利なことがいくつかありますよ!

まず、FXで得た利益は“他の投資との損益通算できる”ということ。
FXの利益は、同じ「雑所得」に振り分けられるバイナリーオプションや商品先物取引などと損益通算することが可能です。

仮に、あなたがFXと先物取引に取組んでいたとしましょう。
そして“FXでは利益を出せたが、先物で損をした”とします。そんなときは、確定申告でこの2つを損益通算! そうすれば(FXと先物の損益を合算した価格に対して課税が行われるので…)課税対象となる金額を減らすことができ、支払う税金の額を小さく抑えられるようになるのです。

さらに…、税金の控除については「3年間の繰越控除」も認められているんですよ!
これは損失を申告することにより、向こう3年間で得た利益と申告した損失を“相殺”し、課税対象となる金額を減らせるという仕組。確定申告で損を申告しておくと、利益が損失を上回るまでは(3年の間に限り)課税されずに済むのです。

ただ、こうした仕組は自動的に適用されるわけではありません。
確定申告をし、自らこうした仕組を利用していく必要があります。
よって、FXに取組むときには、相場の読み方などだけでなく、税の仕組や確定申告書の方法についても勉強しておくといいですね!